トップには社員が気づかない仕事がたくさんあります。中小企業のトップは、現場にも出ますし、営業も担当するので本当に大変です。
まず、組織全体の舵取り(方向付け)はトップの仕事です。
トップが舵取り(方向付け)をして、行き先を明示しないと、迷走しますし、いつも振り出しに戻って、なかなか前進しないことになります。
次に、トップがリーダーシップを発揮して組織をまとめることです。まとまらぬ組織では、組織力になりません。
社員個々人の能力とやる気に業績が左右されていては、優秀な社員が欠けると業績に陰りが出ます。
三つめは、特に中小企業では組織の顔としてトップが対外交渉やPRを行うと効果的です。
トップの顔が見えないと、取引先は自社を軽く見ていると思いますし、取引先のリサーチもできませんから、次の売上の種まきにつながりません。
最後に、将来に向けての重要な意思決定をするのもトップの仕事です。
特に若手社員や中堅社員は、うちの会社はこの先どうなるのか、このままこの会社に居て安全なのか、安心して良いのか、不安をいだきながらトップを観ているものです。トップは社員を動揺させてはいけません。
[ 更新:2016-09-19 08:37:09 ]