今月の日本経済新聞「私の履歴書」を担当されているのは北里大特別栄誉教授 大村智様。人事に大ナタ、粘る強い説得は企業再生に必要なこと。
私が創造経営で学んだ経営の王道そのものですし、再生の際の手順そのものを実践されていたので驚きました。
ポイントをピックアップしますので、皆様も是非参考にして下さい。
>以下は掲載記事の要約です。
まず、これまで隠されていた研究所の実情を、分かりやすい資料をつくってすべてオープンにした。
(一種の経理の公開で、赤字の実態を見てもらった)
次に、製造部門の人員の削減をしたが、解雇ではなく退職者の補充の停止措置をとった。
同時季節による反感の差の多い職種では、一人が複数の仕事を担当してもらうことで、人員は従来の三分の二で足りるようになった。
病院の院長交代は、大多数の反対があったが、一人ひとり説得して了解を得た。
新院長になって下さった方は、朝は誰よりも早く病院に来て、夜は一番遅く帰った。
新院長は院内をくまなく見て回り、現場の把握に努めた。
口先でなく、自ら進んで実践された。(創造経営ではこれらを行動見本と表現します)
その結果、皆「私も一緒に頑張りましょう!」とついてきた。
時間が来ると患者がいても帰るのではなく、最後の1人まで患者を観る。
経営では一人でも多く観れば収入はその分増えるから、研究所は赤字経営から徐々に脱した。
<引用終了
経営者や赤字を黒字にする担当者は、是非何か早速実践して下さいね。お願いします。
[ 更新:2016-08-26 13:42:49 ]