何と言っても「言葉による意思疎通(コミュニケーション)」
日常の「言葉による意思疎通(コミュニケーション)」が上手くいっている組織は、雰囲気がいいです。職場は明るく、生き生きしています。
少し時代をさかのぼって、バブルがはじける頃までの近代日本は、大量生産に大量消費、それを指導する官僚による統制がありました。令和の現代は個別性が強まり、さまざまな個性を重視し、同時に尊重することを求める時代になって来ています。
特に今の若い世代の人たちは、情報をただ集めて並べて終わるのではなく、自分の知識とセンスで自分なりの論理でもって情報を集め、自分の創意や工夫による配置や配列をし、そこに新たな意味を持たせようとしています。「前例に倣う」という発想ではないのです。彼らには「前例をはみ出してはいけない」という縛りがないといってもよさそうです。
自分たちが独創性や創造性をもって配置や配列を考える訳ですから、他者の多様な多様な文化や考え、行動も否定しません。偶然の出会いもチャンスや楽しみとする余裕も持っているようです。
このことは、昭和の時代の一律的な常識や、彼らにとっては固定的で凡庸なルールの押し付けには反発し、嫌うという態度をとるようです。この流れは、組織の中での共通の基盤を確保することの難しさとなります。「言葉による意思疎通(コミュニケーション)」が噛み合わなくなると言ってもいいでしょう。彼らは無理に自分の考えを押しつけないけれど、自分が選択しないことを押しつけられることを拒否しますし、自分に介入されるとやり過ごすことでしょう。
[ 更新:2022-08-05 11:02:13 ]