人は子供から大人になっていくことで、かなりの変化をしていくもの。
子供の時と大人になった時の変化も大きいけれど、大人から老人となっていくことでも変わっていくのが人間。
子供は子供の眼で世の中を見ます。大人は大人の眼で世の中を見ます。老人は老人の眼で世の中を見ます。
同じ世の中を見ていても、子供と大人と老人では見え方も違うし、評価も違うことでしょう。
柔軟に自分の見る目を変えていく人もいるし、自分の受け止め方(評価基準)を変えていける人もいますが、それができない人もいます。
できる、できないはあるでしょうが、変えなくて済むもものありますが、変えた方が良いもの、変えなくてはならないものが世の中にはあります。それを取捨選択して自分を変えていくことが、人としての成長のようです。
世の中の普通に合わせるとか、世の中の平均に合わせるという考え方もありますが、普通の人とか平均そのものの人は、一体どれくらいいると思いますか?
平均とは計算の結果導き出されたものです。その平均に自分を押し込めようとすると、いつも他人の顔色や誰かの物差しを気にする生き方になります。世間体を気にする生き方と言ってもいいでしょう。
この生き方に慣れて、凝り固まってっしまうと、自分は自分という言動を取り、世の中の平均や普通に全くこだわらない生き方をする人は、世の中の平均や普通から逸脱しても平気な人に見えますから、自分たちの仲間としては危険な存在としてみたり、敵視するようになるでしょう。
私たちは他人を画一化できないし、他人を自分と同じ人間にすることもできません。
自分の考えを認める人も認めない人も受容していけるのが、成熟した大人ではないでしょうか。
[ 更新:2022-05-23 14:59:59 ]