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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

失敗学の観点から

参考:畑村 洋太郎著 「決定版 失敗学の法則」

人は自分が興味があり、見たいものは見るし、聞きたいことは聞きます。
逆に自分に興味がないものは、見たくないし聞きたくないですから、見ないし聞かないし覚えません。
目に入っても見ないし、耳に入っても聞きません。
自分に都合の悪いことも考えないようにします。

狭い日本ですから、他社で起きたことは自社でも起こる可能性があります。
専門家から、近い将来どこかで起きる可能性があると指摘されていることは、自社でも起きる可能性はあります。
自分で想定外と思っていても、想定外のことも起きるときは起きます。
言い換えるなら、考えたこともないことも起こりうるし、まったく思いつかなかったことも起きるのが今の世の中です。

人は自分が考える範囲を予め決めることで、その範囲内で起きることを観察し、細かく考えることができるのだそうです。
実際に自分の持ち場内のことをいろいろ想定し、適切な防災対策(設備・人・体制や仕組み・ルール)を打ち、災害や事故の予防や、実際に起きたときの軽減に努めてきた過去があると思います。

このとことから「管理者には減災力が必要」なことを学びます。

[ 更新:2021-04-16 10:55:52 ]

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