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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

私が学んだ日本創造経営協会

私が学んだ日本創造経営協会では、人を次のように分類しています。創造者(吉見は自律型開拓者と言い換えています)、自立者、自立準備者、自己中心者の5種類です。

実際には極めて少ないと思いますが、社員全員が創造者(自律型開拓者)であれば、常に改善改良が行われ、問題が起きても誰かが自発的に速やか解決されます。
よって新たな決めごとや新たな仕組みも、その目的達成のために運用されることが当たり前ですから、決めごとや仕組みが運用されないという悩みは存在しません。日々魂を込めて働いているからです。

 組織メンバーの多くが自立者の場合、新たなことの企画立案能力はばらつきがあるものの、決まったことは守るのが当り前、新たな仕組みは目的達成のために運用するのが当たり前という意識の人たちですから、トップは大枠を指示命令するだけで、後は彼らに任せておいても問題ないでしょう。
ただし、暗礁に乗り上げたり、取組みが停滞するような場合には、上からのタイムリーな補完や支援があればスムーズに乗り越えられることでしょう。

 特別な教育やトレーニングをしない限り組織内で一番多いのは自立準備者レベルです。
何だかんだと意見は言うものの行動と結果が伴わない人たちです。
目的が分からなければ目的を教え、理由が分からなければ理由を教え、やり方が分からなければやり方を教え、場合によっては手本や見本を示し、時には一緒に取り組んで、やっと決まったことや新たな仕組みが運用できるようになります。
油断するとすぐもとに戻るのが自立準備者レベルの人たちです。
決まったことをやり続け、新たな仕組みを運用し続けて三か月経過し、半年と経過することによってやっと定着していきます。
管理者の管理者としての部下との向き合い方が問われるのが自立準備者レベルの社員の多い組織です。
このレベルでは「手は放しても良いが、目は放すな!」が基本ですし、山本五十六さんの有名な言葉が教科書となります。
 
〇山本五十六 「人を動かす」 

やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず。 
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

 一番扱いに困るのが自己中心者たちです。
組織行動に不向きで、決めたことを守ろうとする意識がない、新たな仕組みで仕事をするつもりもない、自分がやらないで済むならやりたくない、自分の言葉に責任を持たない、連絡報告も自分からしないし、その内容にも嘘が混じる、仕事ぶりにも表裏がハッキリある人たちです。
このレベルの人たちの仕事を放任するのは、クレームやミス、ロスの量産となるので管理者の監視が欠かせません。

 今はこのようなレベルでも、辛坊強く、根気よく教育指導することで自立準備者になり自立者になって行く人もいますし、会社や上司に迷惑をかけながら居座る人もいますし、いろんな事情で会社から離れていく人もいます。

 このように組織のレベル、個人のレベルを斟酌しながら組織運営をすることを日本創造経営協会から学びました。

[ 更新:2021-02-12 14:18:40 ]

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