業績が悪い時や組織の中がギスギスしている時などを見ると、共通して次のようなことが起きています。
※礼節が出来ていない
挨拶がない、有難うがない(感謝の気持ちがない)、連絡・報告がない、時間が守られない、約束が守られない、笑顔がない等々
※やると決めた事が形骸化し誰もそれを正していない(それは決めたことを習慣化させるリーダーが不足か不在)
先輩や上司が、会社として決めたことであっても自分がやるものと受け止めていないから、部下にもやらせようとしない。やらないで済ませたいから、決めたこともなし崩しにしてしまう。
※徹底力不足
表面的な言葉だけの確認で済ます。できない部下や、やらない部下を見ても、仕方がないと黙認するか、「ちゃんとやるように!」と口頭注意して進捗管理に介入しない。
※人間関係が悪い&チーム力が弱い
上司は部下を信頼していないし、部下も上司を上司として認めていない。お互いであら捜しと責任転嫁を繰替えしている。
※問題を放置している
問題をトップレベルで理解していないか至急解決すべき問題として認識できないので、結果として放置される。
実は最初は小さなミスや溝だったものが、最後は大きな問題や致命傷に肥大化していくことが多い。
「こんなことになる前に、もっと早段階で解決できていたのに・・・」と後悔する経営者のなんと多いことか。
組織の報告能力や予防能力が期待レベルまで上がるまでは、経営者自身が自分の目で事件やトラブルが起こっている現場を見てみて肌感覚を更に磨くだけでなく、現場社員と一緒になって当たり前のレベルを上げる必要があるのです。
「こんな小さな事が」という僅差も、積もり積もるとそれは手の届かないほどの大差となるのですから侮れません。
[ 更新:2020-08-03 13:30:44 ]