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「ハインリッヒの法則」の逆

「ハインリッヒの法則」というのがあります。 私は「失敗学」のセミナーで教わりました。 製造工場に関わる方はよくご存じの事と思います。

これは、労働災害における経験則の一つで、「重大事故が一件発生する背景にはは29件の軽微な事故があり、その背景には300件の小さなミスや異常が存在する」というものです。「1:29:300の法則」とも呼ばれることもあります。
災害に対する日常の気づきの感度を問われれているように思います。

これを逆転して「ハインリッヒの逆法則」を説明する記事をどこかで読んだ記憶があります。
それは、「一つの大きな成功の前には、それに先行していくつかの小さな成功があるのですよ。小さな成功の前には、たくさんの成功要因があるんですよ。」という内容だった気がします。

私はこの記事から、成功要因がたくさんなければ、小さな成功もないし、大きな成功は望んでも無理ということなんだと思いました。
確かに、成功を重ねる人は、多くの成功要因をつくり続け、成功要因を入替しながらたくさん持ち続ける人!ですね。
少ない成功要因で大きな成功を望むのは、虫がよすぎるという戒めでしょうし、自分で成功要因をつくらず、安易にまねしたり、パクったりでは、小さな成功がやっとということかもしれません。

小さな成功と言っても、意思決定もあったでしょうし、そのタイミングもあったでしょうし、お金も使ったでしょうし、過去の成功事例や失敗事例のストックもあったことでしょう。
成功要素をたくさん持つということは、
農業でいう土地の手入れ→種蒔き→水やり→草むしり→農薬や肥料→成長度合の確認→愛情を込めた見守りというサイクルに通じるものかもしれませんね。

[ 更新:2019-11-23 09:50:12 ]

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