そして、転職してきたあなたへのお願い
中小企業の経営コンサルタントとして、部下を持つ人にお願いしたいことは次のようなこと。
・部下が社内における自分の存在理由(期待される役割)を、次第にしっかり感じ取れるように導いて欲しい。
・学ぶことは良いこと、仕事の知識が増えることは良いこと、いろいろ経験することは良いこと。この積み重ねが、職務知識と職務スキルの継続的なレベルアップになる。
→努力することをやめた先輩は、君が必ず抜けることを教えてあげて欲しい。
・自分がこの会社の一員であることは、とても誇らしいことを上司として見せて欲しい。
・仕事が楽しい、会社に来るのが楽しい、お客様に会うのが楽しい。そういう上司であって欲しい!
続けて、転職をされて入社された方への一言。
・転職者を採用する経営者の気持ちを想像しましょう。なんとならば、あなたに期待することがあるから、あなたを採用したのです。
・転職者が即戦力化することは中小企業でも少ないものです。2~3年腰を落ち着け、しっかり根を伸ばして、根を張り巡らしてから活躍してくれても遅くないのです。
・経営者は、今いるメンバーでは、やりたいことができないと感じ、変えることができないと感じ、新たなメンバーをきっかけに、経営者はやりたいことをやろう、変えたいことを変えてしまいたいと思っています。
ですから、既存メンバーの意識と、新たに採用されたあなたの意識がすれ違うのは当たり前です。ここでなんか変?と問題を起こすのは早すぎます。時間をかけて、社内を観察しましょう。
あなたは指揮者であるトップをしっかり見据えて、自分の地力を高めて下さい。上司や先輩に違和感を覚えた時は、さりげなくトップに直接確認しましょう。
・せっかく入社したこの会社の良いところ探しを優先してください。変えてはいけないものを、しっかりつかんでつかんで下さい。
社内でお手本となる人、見本となる人、反面教師となる人も、しっかり把握しましょう。
焦らずに時間をかけて、自分が一緒にやれる人を見極めて行きましょう。
[ 更新:2019-10-04 14:15:57 ]