だって、無理解、不信、反発では、喧嘩腰の態度となりギスギスするから、良い結果は生まれないでしょう。
部下が上司に対し、不信感を持ち、反抗心を抱いていると、上司の指示や命令を素直に聞かないし、反論や抵抗をするでしょう。上司の指示や命令を無視してサボル部下だっているでしょう。こうなると、「組織一丸」などは難しいですよね。
部下が上司に対し、不信感を持ち反抗する場合も、掘り下げると上司に問題がある場合もあれば、部下自身に問題がある場合もあります。それによって、対処方法は全く違います。
上司であっても部下であっても、社員個々人には、意識レベルの高い人もいるし、意識レベルの低い人もいます。そもそも意識の高い低いが分からない人もいます。
注意深く観察すると、意識レベルの高い低いの差や、意識の強さや弱さの差で、仕事の成果が異なることに気づくでしょう。
人はその人らしい規範意識を持っています。規範意識とは、行為・判断・評価などのよるべき基準です。この規範意識の差が大きいと、同じ職場仲間でも規範意識が大きく異なると、物事の良し悪しの価値基準も異なるので、言うことも違うし、やることも違いますから、仕事の成果も異なってしまいます。ということは、バラバラになってしまうということです。
こうなるともう組織とは言えないので、会社組織では絶えず規範意識の共有、価値基準の標準化と一体化が欠かせないこととなります。
人はその人らしい規範意識を、まずは家庭で学び、学校で学び、地域社会との関係性の中で成長しながら学んできます。社会人となるにあたって、社会人としての規範意識や組織人としての価値基準をどのように習得していくかは、長い職業人生ではとても重要になっています。
[ 更新:2019-01-02 14:45:48 ]