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自分の頭で考える

「自分の頭で考える」 これはどう説明すると良いでしょうか?

若い時に先輩や上司から、呆れたように「どうせ何も考えていないんだろ!」とか、「たまには物事を考えて仕事をしろ!」と言われた経験をお持ちの方も多いと思います。
私も若い頃(新人の頃とか転職早々の頃)には言われましたが、自分に仕事上の知識も経験もなく、先輩や上司の指導も教えも無い中で、このような言われ方には不快感を覚えた事を思い出します。

考えるとは「思慮を巡らすこと」。思慮とは、思考なり。これだと、辞書の言葉遊びみたいですね。

「仕事の場面で考える」とは、これまでの経験で実証されたことを正しく記憶した上で、目の前の仕事に合理的かつ効率的に活かすなり応用する事、となるでしょうか。
ルーティンワークでもイレギュラーな仕事でも、問題や課題を見つけた時に、
・なぜこの問題や課題が起きるのか因果関係を明らかにし、
・その対処法(解決方法)を複数考え、
・どれが現実的で効果的であるか調べて証明し、
・取るべき対処法(解決方法)を選択し、
・実際の問題や課題解決につなげること、
この一連の流れが「仕事の場面で自分の頭で考える」ことになると思います。

これらに抜けや漏れがあると、上司からは「考えが浅い」とか、「掘り下げが足りない」とか、「現実的ではない」と叱責されるのでしょうね。

この能力を磨くには、継続した学びと多種多様な経験と、失敗への反省が必要です。それによって確実に自己成長につながります。
自発的に学ばない人、自分の経験や先輩上司の経験を活かさない人、反省のない人は、自己成長しにくい人となるように思います。

学んだことや教わったことは必ず試す、上司にお伺いを立てる前に自分ならばと仮に決めてみる、コストと時間と効果の調和も考えられるようになると、かなりの優れ者(期待される管理者)になっていくことでしょう。

[ 更新:2018-12-28 11:03:15 ]

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