30歳前後の部下がまた同じミスをした。 これで何度目だろう・・・
こんな時、上司はどのような指導をするでしょうか?
この時でも、これまで同様強く叱責し、我慢しながら根気よくこれまでも繰り返してきた善後策を指導する。
その後一カ月たたずに、また同じ失敗をしてくれた。その時はトーンダウンをして、溜息まじりに「もういい加減にしてくれないか・・・」と不満を言う。
それからしばらくして、また同じミスをした。上司はもう声を荒げて怒ることもなく、粛々と処理を済ませた。
そして、彼に与える仕事の整理整頓を速やかに行った。その部下の評価はそこで固まった。
かつて上司からこういう風にされたことはありませんか?
部下を持ったとき、やむをえず、部下をこのように扱ったことはありませんか?
知識がないから、教えてもらっていないから、初めてだから、経験がないから、慣れてないから、私は頭が悪いから、分かるように教えてくれないから、一緒にやってくれないから、お客様が怖いから、お客様が聞く耳を持たないから、誰でもミスはあるでしょ・・・・
こんな言い訳に、どれくらいの期間辛抱しますか。
私は平均三年、何とかしようと思い部下に接してきましたが、最短は一年が限界という部下もいました。
伸ばそうという上司の思いと、伸びたいという部下の気持ちが重ならないと、部下育成はお互いにストレスになりますね。
[ 更新:2018-08-29 09:19:18 ]