日本経済新聞8月15日の「春秋」に、18世紀の英国の政治哲学者エドマンド・バークさんの言葉が紹介されていました。
「国家とは、現存する者、既に逝った者、将来生を受ける者のパートナーシップである」
パートナーシップとは、一緒に共同することであり、お互いが協力する事。
エドマンド・バークさんのことは知らないのですが、「保守主義の父」として知られるとか。
自分の仕事を考えて、これを読み替えて見ました。
「家庭とは、今を生きる親子兄弟姉妹、既に逝った先祖、将来生を受ける子孫への命(家の使命=自分の生き方)の継承である」
そして「同族オーナー企業(生業家業)とは、現在のオーナー経営者一族と、既に逝った創業者や先代たち、これから経営を受け継ぐ次世代後継者群への企業生命(経営権)の継承である」
「受け継ぐ命(経営権)はオーナー会社の資本権と人事権」
現在の経営者が次へ委ねる想いと願いと、次世代後継者が謹んで預からせて頂きますという神聖な気持ちの交流によって、この継承は良い流れとなっていくように思う。
譲る者と譲られる者とが理解し合い、信頼し合う関係であって欲しい。
特に譲られる者は、先代への尊敬と労いと感謝は欠かせない。
そして継承に値する経営能力の習得と練磨も欠かせない。
これは大変なことだから、一緒に経営の継承を支えてくれる補完者(パートナー)が欠かせない。
事業の継承には歳月もかかるし、コストもかかるのが現実。
だからこそ計画的に取り組みませんか?
[ 更新:2018-08-17 16:49:09 ]