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商品別(あるいは商品グループ別でもOK!)の損益計算データ

5月16日の苫小牧での経営ゼミで、 商品別(あるいは商品グループ別でもOK!)の損益計算データは持っていますよね? と振りましたら、苦笑いの人もいました。

このようなデータがなくとも、予算が達成していれば問題はないのです。
でも、予算が未達成となると手を打つ必要があります。

予算が未達成とは言っても、すべての取り扱い商品が予算未達成ではないはずです。予算超過の商品はあるのが普通です。

以下は、ゼミの内容とは離れますが、あなたの会社では商品分析はどうしていますか? お手すきな方は、次の質問に答えてみて頂けますか。

自社の総商品数は何点ですか?
商品別(単品別でも商品グループ別でもOK!)売上高は把握されていますか? → これが予算対比と前年対比できるともっと良いですね。
新商品・成長商品・安定(定番)商品・衰退商品・過去の商品というように分類して推移(ライフサイクルの位置)を見ると何が見えてきますか?
この分類で粗利益率や粗利益金額を見ると何に気づきますか?
新商品の売上構成比や粗利の推移や構成比を、旧商品や過去の商品と比較していますか? ⇒ 新商品比率や新商品の貢献度を把握しているかどうかです。
競争相手の会社の商品力と自社の商品力の比較や情報交換を、毎月の会議の場で行われていますか?
 
データを取ることや、分析することが目的ではありませんが、このような視点で掘り下げることによって、予算必達に向けての効果的な対策を具体的に見つけて、優先順位を決めていくことはできると思います。

蛇足となりますが、ここで「商品」を素朴に考えてみましょう。

商品とは、商売の対象となるものやサービスのこと。売買が反復継続してこその商品であり商売です。
だって、商売(商い)とは、利益を得る目的で売買を生業(生活のための仕事)とすることでしょう。

そう考えるなら、売る側にいくら思い入れがあろうとも、売れないものはただの陳列物や装飾品にすぎないし、そのような陳列物や装飾品を眺めて喜んでいるなら、商売ではなく趣味の領域。

在庫品は売れてこそ商品(財庫)となるけれど、売れないものは罪庫になっていくという事実を受け止めましょう。

いずれにしても、売買が成り立たない理由をつかむ必要はあります。
立地の問題か、店舗の魅力の問題か、販促の問題か、顧客つくりの問題か、接客(顧客対応)の問題か、いろいろと絡まり合っているはずです。

時には、顧客目線で商品力(商品の魅力)を冷静に判断することも必要でしょう。

[ 更新:2018-05-21 09:34:28 ]

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