サラリーマン時代を思い出し、指示に従わない部下がいた。
当時の私がなめられていたのだろうし、私が仕事の理想を追うことに、部下が魅力を感じなかったこともあっただろう。
指示の意味が理解できない部下がいた。
「そこまでやる必要はない!」拒否する部下がいた。
「はい!」と返事をしても、指示を無視して、自分のペースでしか仕事をしない部下もいた。
指示はよく分かっていないが、一生懸命やる部下もいた。
大きな失敗を恐れて、堅実にできるものから、こじんまり取り組む部下もいた。
意欲のある部下もいたし、無気力な部下もいた。
指示の意味が理解できても、やらないで済むならやらない。延ばせるものは、とにかく延ばす部下もいた。
言い訳や、逃げや、隠し事が上手な部下がいた。嘘や偽りで塗り固める部下もいた。
このような部下は、皆時期が来て、辞めて行った。
指示の意味が分からない部下には、根気よく分かるように仕向ければ前進した。
指示されたことのやり方が分からない部下には、一緒にやるか、誰か先輩が手本を示すことで前進した。
やろうと思うが、なかなかできない部下は、上達するまで辛抱して待つことで前進した。
頭がよく、指示の効果や結果が見えないとやろうとしない部下は、上司が見本を示し効果や結果を出すことで前進した。
彼らは頭がいいだけに、やり始めると短期間で成果を出していた。
現状を維持したい人、働き方を変えたくない人、自分を変えたくない人は、問題を先送りするか、問題が見えていないか、問題をあえて見ようとしないか、自分の役割を分かっていない人。だから結果無責任となってしまう。
会社組織では、上司が部下の能力や資質に配慮することは必要だが、その一方で部下は上司やトップの意向にそう仕事に取り組むこと。
そうしないと、組織力が高まらない。
[ 更新:2018-02-06 12:43:36 ]