顧客との現在の関係性を分類すると次のようになるのかもしれない。
まず、こちらがイニシアティブをとれる「主体的関係」。
次に、自由に意見交換ができる対等な「相互的関係」。
三つめは、相手優位の「従属的関係」。
最後は、とにかく相手の言いなりの「隷属的関係」。
その時によって関係性の位置が変化する場合もあるだろうけれど、対等な「相互的関係」の取引先を増やす努力は欠かせない。
現在の短期的評価はこれとしても、5年後10年後も同じだろうか?
お互いが変わっていくはずだから、力関係も変えるタイミングがあるのではないだろうか。
それを待って切り込もうとするか、相手は変わりっこないとあきらめるかでは、長い目で見ると大違いと思う。
このような関係性分類とは別個に、合性の良い関係や、居心地の良い関係、理屈抜きにご機嫌でいられる関係もあると思う。
総てがビジネスの尺度で測るのではなく、情緒的な関係がビジネスにプラスに働く取引先もあるかもしれない。
願望実現型の、こちらから攻めて攻めて「口説き落とす」相手だってあるだろう。
長い深い信頼関係で、実験台を頼める関係もあれば、レベル差があって常に教えを受ける先生と生徒の関係もあるだろう。
お互いに選び、選ばれるにしても、理屈で構築する関係と、理屈抜きに引き寄せ合う関係もあると思うこの頃。
まだ年初の今だから、自分の関わる人たちとの関係性を見直すのもいいのではなかろうか。
[ 更新:2018-02-06 12:36:14 ]