◇休み明けの出勤の様子◇
佐藤先生は次のように始めます。
「当たり前ですが、案外この所に育成の成果や風土が表れます。もし、体調崩して休む社員がいたら、教育風土はない。
休み明けは気分も乗らないだけに、本音が出やすくなります。休まないように、体調管理するのがプロです。それを教えるのが上司です。」
→サラリーマン時代「休みと休みの間は休みだ!」という部下がいました。「病気になるのは決まって連休後の月曜日」という部下もいました。自分の長期の有給休暇は早めに申請し、周りが休暇中の仕事をきれいにかたずけているのに、逆の立場になった時、休んだ人(自分の休暇中の仕事をカバーしてくれた人)の仕事は自分の担当じゃないとして手伝わず、別なメンバーが残業をして消化することもありました。これでは子供と同じですよね。
しばらく前になるのですが、あるお客様を訪問したとき「吉見さん、自分の体調が悪いのが土日の休みの日で本当に良かったんです。月曜にいらっしゃるお客様に迷惑をかけずに済みましたから」と嬉しそうに話されていました。これがまさに大人の対応ではないでしょうか。
この経営者が朝礼で社員にこの話をしたら、まだまだ若手の社員に「それってもったいないじゃないですか! せっかくの休みをフルに楽しんで、月曜に体調不良の方良かったんじゃないですか?」とあっけらかんと返されて、言葉を飲んだそうです。
その時は「それが若さなんでしょうね・・・」と私は返しましたが、そう言った社員もその後成長していったことと思いたい私です。
佐藤先生の◇喜楽な人◇
喜楽な人、良いことですね。でも、喜楽な人が深い怒哀を抑え込んでいることもありますね。
それが深いから喜楽でカバーしているのかも知れない。
情動は感染、自分の情動は両親の情動を継承していることも多い。潜在意識に横たわるもののうち「怒り」の影響は大きい。
→ふつうは「気楽」ですね。心配事がなく、伸び伸びできるならいいことです。幹部社員が、のんきでのんびり、あまりに物事を深刻に考えないとなると問題となる場合はあるかと思います。
「喜楽」な人、という佐藤先生の造語はいいですね。一緒に喜べる人、何でも喜んでくれる人は有難い存在です。
私の場合、素直に喜びを表せる人は、正直うらやましく見ています。
*今回でMICC佐藤先生の今さら聞けない人材育成は終了します。佐藤先生、教材の提供、誠に有難うございます。またも我流で調理させていただきましたことをお詫び申し上げます。
[ 更新:2017-11-12 09:34:04 ]