黒字体質が定着しない会社では、「仕事での良し悪しの評価基準」にバラツキがあります。
昨日の札幌は、29度まで気温上昇。今季初めてエアコンを使いました。
今日の予想最高気温は32度、今のところは窓を開けるとさわやかですが、外を歩くと暑そうですね。
今日は、仕事での良し悪しについて。
黒字体質が定着しない会社では、「仕事での良し悪しの評価基準」にバラツキがあります。
トップの考える良し悪しと、ベテランの考える良し悪しと、現場の考える良し悪しが一致していません。
これが、クレームが減っていかないし、不良が発生する原因となっています。
中途採用社員が加わった時に、この問題が表に出やすいのも特徴的です。
やっている仕事で、良いことは続ける。もっと良くするように工夫し、改良を重ねる。これが現場改善。
良いと評価されたから、そのまま漫然と続けるのではなく、改善改良が積み重ねられるから、「良いとする基準」は変化し、レベルアップしていきます。
一方、悪いこと、ダメな仕事は止めるか、改める。
ダメでやめた仕事は、その後は発生しなくなるから悪い基準は変化します。
ダメだから改めようとして、改善されていくものは、健全な仕事になっていくから悪い基準はやはり変化します。
改められないものは止めるしかないから、これも無くなるから悪いという基準は変化します。
こう考えると、仕事の良し悪しは固定されたものではないことが分かるでしょう。
現在及第点でも、改善・改良・スキルアップが続くと、落第点に転落する可能性があるのです。
過去に使った機械や道具も、残す意味がなくなれば、邪魔で不要となるから廃棄処分するでしょう。
廃棄処分してから新しいものが入ることもあれば、廃棄する前に新しいものが入って活躍していることもあるでしょう。
このようにモノの新陳代謝が行われるのが企業。
新陳代謝は機械や道具だけでなく、人や仕事の業務品質基準にも及ぶ事を職場風土とできる会社は強い会社です。
[ 更新:2017-07-07 06:14:25 ]