必要性を感じて、社内に新しいことを組み入れようとして、うまくいく組織といつも失敗する組織があります
うまくいく組織といつも失敗する組織の要因分析は、多くの事例研究が行われていますし、皆様なりの見解もあるかと思います。
私の経験で乱暴に見ていくと、トップのリーダーシップやトップの本気度もあります。
幹部や現場のやり抜く意思の問題もあります。
新しいことへの理解能力や理解不足、負担が増えることへの逃避行動もあります。
新しいことへの必要性を理解しても、やり方が分からないし、新しいことの定着を指導する人の不在もあります。
トップがまた何か言い始めた。いつものようにそのうち忘れるから、放っておけばいい、という事例もありました。
トップの信念と、一歩一歩新しいことの定着に向けて、皆が一緒に試行錯誤すると、失敗はしないものです。
トップができなければ仕方がないと思い、誰かに一任して、他は外野席から見学では、失敗します。
「何かにのきっかけ」→「必要性の認識」→「社内定着までのプロセスのイメージ」→「担当者と推進者の決定」→「毎月の上からのチェックとサポート」という流れを確立できれば習慣化していく事でしょう。
キーワードは「日々の仕事でやらざるを得ないj状況をつくる」ことと、「新しいことをやった結果の成果物が実感できる」ことです。
ここでの成果物とは、生産性の改善等でコストダウンに貢献できたとか、自分の作業負担が減ったとか、今まで分からなかったことへの理解が進んだでもいいでしょう。最後は、昇給なり賞与なりの金銭的対価に反映されることも必要です。
[ 更新:2017-04-02 09:10:55 ]