3月23日の日本経済新聞の「やさしい経済学」一橋大学 森島基博教授から
森島基博教授は、下記の質問に「3つ以上当てはまると、組織力に注意信号」が灯っていますと書かれています。
早速自己チェックしてみましましょう。
・最近、仕事のできる人に仕事が集中するようになってきた。
・最近、若年層の育成が上手くいかなくなってきた。
・最近、社員間での協働や協力が減少した。
・職場でのコミュニケーション(意思疎通)が減少した。
・何を考えているのか、見当がつかない人が増えてきた。
いかかでしょうか?
私のコンサルの仕事でお伺いする、赤字経営で苦しむ会社では、間違いなく3つ以上当てはまっています。
毎日残業で、休日返上で働く社員がいる一方、定時でさっさと退社する社員がいたり、日中手持無沙汰で時間潰しをする社員もいたりします。
「何か手伝いましょうか?」「私にできることはありませんか?」の一言がなく、管理者も業務量のアンバランスを是正しようと動かないのです。見てみぬふりの冷たい組織になっています。
若手社員も、育成前の段階の入社早々に退職する事例も続きます。
当然ながら社員間の対話や会話も減っていますし、理由をつけて直接向き合わず、すぐそばにいるのにメールやライン、フェイスブックを多用します。
自分の本音を出さないのですから、お互いが何を考えているの分からなくなるので、ますます距離が遠のきます。
これでは経営成果につながらないのは当然です。
あなたの組織は大丈夫ですか?
[ 更新:2017-03-26 09:21:22 ]