仕事では、頑張るべき時はありますが、頑張り過ぎてはいけない時もあるし、頑張ってはいけない時もありますね
ちなみに私の使ってる国語辞書では、「頑張る」を次のように説明しています。
まず、困難に負けずやり通す。次に、自分の考えを押し通す。
そうなると、自分の考えを押し通そうと思うと、必ず何らかの困難に会うから、それに負けずにやり通すのが「頑張る」という事、となりますね。決めたことは貫くことに通じるということでしょうか。
楠木 建さんの「イノベーションべからず集」が読んで面白かったので少し引用します。
http://www.nikkeibp.co.jp/atclcsm/15/390043/090200007/?n_cid=nbpbpn_mm
「イノベーションはがんばってやるものではありません。」⇒確かにそうですね。
「がんばる」という人間の営みが可能になるのは、既存の価値の次元を受け入れるからです。従来から存在する価値の次元でものごとをより良くする。これが「がんばる」ということです。⇒これも分かりやすい説明ですね。
「もっと薄くしよう、軽くしよう、速くしよう」と思った瞬間、それは技術進歩にすり変わる。イノベーションではなくなります。⇒これは勉強になりました。時には夢中になってしまい、技術進歩や技術改良もイノベーションでと勘違いしていたことがあったように思います。
以下の楠さんのまとめが参考になりました。
すでに方向性が固まっていて、その方向で総力を結集して前進する。「進歩」にとってはがんばることが何よりも重要です。
しかし、そんな思考回路の中から「妙な思いつき」など出てくるわけがない。
イノベーションは新しい価値次元を世の中に持ち込むということであり、価値次元の転換を図るものです。
それはあっさり言えば「思いつき」です。
いつかどこかでだれかが思いついて、こういうものを実現しようと決まったあとに、はじめて「がんばり」が必要になる。
[ 更新:2017-03-15 09:26:13 ]