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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

経営目的を自利から利他へ

人が伸びる組織風土のつくり方で、まずトップにお願いすること。

まず、経営者にお願いすることは、自社の経営目的を、自己中心の私企業観から6種の利害関係人(ステークホルダー)との共生・共益の経営へとレベルアップしてください、ということです。
公私混同の経営は最悪です。

少し補足します>、公私混同とは、金銭面で個人が負担すべきものを会社に着け回しすることをやめるのは当然です。社内に示しがつけられないし、けじめがつけられません。仕事や役割の旨みに慣れると、多くの人がマネをするので、社内に規律と秩序が整いません。
もう一つの公私混同は、社内での夫婦喧嘩や親子喧嘩です。これは自宅で済ませてきて欲しいのです。会社で夫婦喧嘩や親子喧嘩を見せられる社員はたまったものではありません。すっかり白けてしまいます。
親子に愛情と甘えと許しがあることは、親子関係の良さです。そうは言っても、社長の子息ゆえの能力に全く伴わぬ役職を与える、社員なら許されないことを黙認し続けると、社員の緊張感は緩みますから、無責任な仕事にレベルが下がっていくものです。こうなってしまうと、その修復には相当のエネルギーと、歳月と、コストもかかりますので、本当に要注意です。<補足終了

自分の欲や自分の損得のための経営から、関わる人のための経営にランクアップさせてください、ということです。
スタートは生業家業で、自分が生きるため、家族が食べていくためでもいいのです。多くがここからのスタートです。
他人社員が増えるに従って、経営目的を「自利+他利」に変えていきましょう、というお願いです。
表現を変えて、「自己満足優先の経営ではなく、関わる人になくてはならない存在としての経営」というと分かりやすいと思います。
顧客満足と従業員満足の両立する経営を目指すということですね。
「他に替わりはいくらでもある」と言われない存在になりましょう、ということです。
そう言ってくださる方は、自社が必要な利益を得られる数でいいし、新旧の顧客の新陳代謝を促していけば良い訳です。
顧客満足は、顧客目線での満足ですから、顧客ニーズの情報収集や顧客とのアナログ的な接触も欠かせません。
販売前だけでなく、販売後の接触が大事です。売りっ放し、やりっ放し、クレームに正面から向き合わないとなると、顧客との関係性は切れていき、次回につながりません。これでは長期の成長は難しくなります。
従業員満足は日常の対話と、定期的な個人別面接である程度確認できます。

[ 更新:2016-11-07 08:37:29 ]

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