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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

部下の成長の可能性を探る (その3)

仕事で評価される人は「やりたいこと、できること、やって欲しいこと」のバランスの取れる人。

仕事で評価される人は「やりたいこと、できること、やって欲しいこと」のバランスの取れる人と思いますが、特に重要なのは採用前でも採用後でも、何をやってきたか、現在何をやっているか、ではないでしょうか。
だって、全くやらないものが自分の実力になることはないでしょう。

前職で採用面接にあたり、「採用後には**をやります」「未経験だから心を入れ替えて、採用後は頑張るつもりです」と言います。入社後に言った通り実行し続ける人は少ないのが現実でした。
前職を思い出しても、税理士事務所に入って簿記の試験を受けない人もたくさんいましたし、税理士試験を受けようともしない人もたくさんいました。それで専門職である税理士事務所の仕事の質が年々上がるものでしょうか?
前職では所長先生が実に教育熱心な方でしたから、TKCだけでなく税務研究会やいろいろな研修に職員が参加することを勧め、あるいは義務付けましたから、知識の不足や劣化は避けられました。
TKCの創設者である飯塚毅先生の「担雪埋井」を実践されていたわけです。

やりたい、やりたいと言っても、やれるだけの実力がなければ、与えられた仕事はできません。
じっと待っていても、自動的に実力はつきませんから、学び、試し、修練と工夫の積み重ねが必要です。
やって欲しいことを、チャンスがあればこなせるように準備することは、実務では必要と思います。
新人ならまだしも、いつまでも、「教えてもらっていません」「やったことがありません」が通るものではないと思うのです。

[ 更新:2016-07-27 08:25:57 ]

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