他人を悪く言う言葉は、聞きたくないものです。
私のお客様の経営者は、自分の会社の社員の悪口を言いません。当然ながら、職務能力の評価は行います。
一緒に働くわけですから、社員なりの成長と貢献を期待して、社員と関わるよう努めています。
最近は頻度は多くないのですが、幹部社員や管理者の誰かが、そこにいない部下の悪口を言う場面のぶつかることがあります。
同席されるトップは、すぐに諫め、社員の良いところを評価して、上手に使うのが幹部や管理者の仕事だろうと、諭します。
その場にいない社員の悪口を言う上司を見て、悪口を聞かされる部下たちは、次に自分がいない時にこの上司は「どんな自分の悪口を言うのだるか?」と身構えることでしょう。
本来なら感謝すべき取引先の悪口を言う人、自分が守るべき部下の悪口を言う人を、私は信じません。
部下の皆さんも、その上司のために仕事をしようとは思わないことでしょう。
部下の気持ちを考えると、上司に期待しなければがっかりすることがなくなります。
逆に、まったく期待していない上司から、何かいいことをされると、単純にラッキーと思えることでしょう。
部下を持つ人は、部下の出来不出来を言う前に、自分を客観視していただきたいと思います。
[ 更新:2020-05-22 11:21:43 ]