5月も同じ条件で緊急事態を延長されると、多くの中小企業は大変なこととなります。
ここで自分の創業時を思い出しましょう。
小規模零細企業の場合、熟練労働者もいなければ、豊富な経験を積んだ管理者もいなければ、長期の存続に必要な顧客も十分持っていません。社内組織も、最初のころは寄合所帯からのスタートです。
未経験者の集まりが創業当時です。これをまとめて、統制し、安定黒字化させていく創業者は特殊な才能のある人と言ってもいいでしょう。
今は新型コロナウィルス対応で、誰しも不安定なお気持ちでいらっしゃると思います。
こんな時、リーダーは何を基に意思決定するでしょうか?
平時であるなら、まず数字や事実に基づいて冷静に現状分析です。この結果と、自分の経験と勘が一致していれば迷わず前進です。
選択肢が複数ある場合は、それぞれの実現の可能性と想定されるリスクを天秤にかけることでしょう。
加えて中期ビジョンとの整合性も考えることでしょう。
社員や自社商品が持つ潜在力を見出し、丁寧に磨いて社員の能力アップにつなげ、商品の価値を高め、次の売上につなげるには、トップのアイデアや時には思い切った行動も必要です。
いつも次を考えるのがオーナー経営者です。
平時であれば、生真面目で順序だててきっちり考えるもよし、細かいことまで詰め過ぎない柔らかい考えもよし、なのですが、今はリスクを踏まえての意思決定になります。
[ 更新:2020-05-02 15:06:20 ]