新事業や新商品を送り出す時の心(気持ち)
貢献という言葉は、最近嫌われるか、否定されることが増えました。どうしてでしょうか?
貢献とは力を尽くしてお役に立つ事ですよね。
商売の大小に関係なく、新事業や新商品を送り出す時はどなたも力を尽くして、世に問います。
でも現実は、すぐに顧客に圧倒的に指示されることは滅多にありません。
認知され、浸透し、試していただき、再度お求めいただき、黒字化するにはそれなりの時間が必要です。
この時間(年月)を読める経営者は実力のある方ですし、これまでの経験を活かしてきた経営者です。
この時間(年月)を読めず、赤字が続くことに慌てふためいて、あの手この手はいいのですが、何屋で何をやりたいのか分からなくなる商売もあります。市場が読めないとこうなります。
その違いが起きる要因の一つに、誰のお役にたつのか? どのようにお役に立つのか? お客様心理として、自社商品の位置づけはどのようなものか? お客様心理としてのコストの値ごろ感や購買サイクルの具体的なイメージを持っているか?
たまに外れはあっても、概ね採算に載せる経営者は、上記の質問に具体的に即答されます。
軌道に乗せられない経営者は、説明はされるものの、ターゲットがおぼろげで固有名詞につながりません。
商売は虚業ではなく実業ですから、相対で向き合えるお客様無くして新事業や新商品が収益源となることはないのです。
[ 更新:2019-06-08 11:30:30 ]