昨日の日経新聞の最終面「遊遊漢字学:阿部哲次さん」を読んでいたら、「すね者」というのが出ていました。
私の使う国語辞書では「何事にもすねた態度を取る人、また世をすねた人」とあります。
阿部哲次さんは、「周りがその人の事をあれこれ考え、その人があまり苦労をせずに生きて行けるように心を砕いても、自分はそんなことを要求したしたことなど全くないと言わんばかりに勝手な行動を取る」人と書かれていました。
「すね者」にあたるかどうかは別に、昨年秋以降、私が関わる同族中小企業での親子間や兄弟姉妹間で、似た様な雰囲気の問題が続いています。
偶然なのか、今の時代の何かのメッセージの現れなのかは分かりませんが、ある時急に流れが変わり、気持ちの大きな変化が起きるようです。
連続性が途切れ、アッと言う間に一方的に遮断されるといった感じです。
今年一年、こんなことが続くのかもしれないと思っています。
考えようによっては、男女関係なくお子様たち(世間知らずのお坊ちゃんやお嬢ちゃん)の気持ちや意見が結果として通るのであれば、実に幸せなお子様たちと思います。
しかし、親子が一緒の会社で働いているとなると、血縁のない他人社員や、深く関りを持ってきた取引先や関係先は、時として降り回されますから、迷惑と思う人がいても不思議はないでしょう。
特に親と子の言動に一貫性がないとなると、何とかしようと思っても関わり方が分からなくなってしまいます。
今の自分の言動が許され、本人の満足度は別にしてある程度経済的に困窮せずに暮らしてきたのは誰のお陰か、他人の会社の場合に許されるかどうか考えて頂けるといいのですが…
感謝と有難うの気持ちがなくなると、組織力はドンドンそがれていきます。
[ 更新:2019-03-24 08:57:35 ]