三猿というと、見ざる・聞かざる・言わざるの猿の姿を思い出すでしょう
私が初めて野生の日本猿を見たのは、今から20年近く前に福井県の三方五湖へ行く途中でした。
レンタカーで郊外の住宅地を走っていると、見たことのない走り方をする動物がいました。犬でもないし、キツネやタヌキでもないし、前足(?)が動くたび、肩が上下する歩き方が不思議でした。
追いついて並ぼうとするとき、この動物は大急ぎで道路脇の木に飛びつきました。その場所で車を止めると、木につかまっていた猿は歯をむいて威嚇しました。
北海道には野生の日本猿はいないので、これがこの地域の日常風景なんだと思ったことを思い出します。
仕事では、見なかったことのする、聞かなかったことにする、自分の意見は無かったことにする組織を活性化さえるのは難しいですよね。
これが洗脳された結果であれば、まさにここが問題なのか、誰かにとっては都合の良いことなのか・・・
あえて見ない、あえて聞かない、あえて言わないという、当事者にならない立ち位置も、一種の無関心状態だから、これを活性化させるのも大変です。
事実は事実として、しっかり見て(観察し)、聞いて(情報収集)、良いのか悪いのかの評価をし、その評価基準を当事者が共有し、改善や課題解決につなげると、現場改善につながり、組織の活性化の一つの取組となるでしょう。
去年教わったのですが、三猿には、「子共達には、悪いことは見なせない、聞かせない、大人は子供に悪影響を与える言葉は使わない。
もし子供達が、悪いことを見聞きしても、汚い言葉を覚えても、それを反面教師にする事で、育ち方や生き方がきれいになるように教える。それが躾け。」というものです。
新卒の新人と向き合う際も、同じですね。
[ 更新:2018-12-14 11:41:02 ]