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大卒の価値

自分の人生を振り返って、自分の学歴が有効だったという記憶はないけれど、有意義な中学・高校・大学生活だったとは思う。

でも、もう一度若返って学生時代に戻りたいとは、全然思わない。このまま年を重ねる方が絶対良いと信じている。

仕事では、職務知識と職務スキルを身に付けて、経験と年齢に比例して実務力が上がることで評価されてきたのが自分の職業人生だと思う。

ふと思い出したのが、私が高校時代に、父の職場に大学新卒の人たちが仮配属されて、現場での実地研修終了の時に社宅の我が家で打ち上げの飲み会を必ずやっていた。
その時に日大卒のある人は次のように言っていた。
「大学卒業までの進学コストと、大卒者としての55歳定年までの生涯賃金と、高卒での55歳定年までの生涯賃金を比べるといい。何年も浪人して、授業料の高い私大に入って、留年までするようであれば、高卒で社会に出た人に生涯賃金はかなわない。」

今の言葉でいうと、累計の教育費総額と生涯賃金のコストパフォーマンスをしっかり見なさいという教えだったと思うのですが、当時はよく理解できなかった自分がいました。実学として、大学卒業の価値の測り方を教えてくれていたのだと思います。

話は変わって、私はブランド品は全くと言っていい程持っていません。
日本人はブランド好きと言われますし、北海道よりも本州の都会に暮らす友人や知人は、ブランド品を身に付けている割合が多いとは思います。
米国のような移民社会では、外見の違いがハッキリしているけれど、日本ではみな外見(姿かたち、目の色や髪の色)は似たり寄ったり。だからブランド品のシグナルとしての価値が、他の国よりも高く評価される土地柄ではないか、というのですがどんなものでしょう。

[ 更新:2018-10-14 14:39:37 ]

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