月明け早々にお客様にお送りする吉見事務所通信10月号の仕上げも進めています。
その中の今月の吉見の読書感想に載せようと思っていながら、ページの関係で省いたのが次のもの。
→の後は吉見の雑感です。
◆久保田万太郎著 「樹蔭」を読んで
〇いざとなれはでてくる力。…というよりも、いざとならなければでてこない力・・・
→40歳を過ぎて経験豊かと言われる年代で、いざとなっても、実務力が全くでてこないようではとても問題あり、と思いながらこの文を読みました。
〇売る方と買う方と、両方がお互いにもちつもたれつに、それだけしっくりしていたんだ。
→この「もちつもたれつ」ですが、最近耳にする頻度が減りましたね。商売をされる方は「持ちつ、持たれつ、お互い様」は挨拶言葉だった時代があったことを思い出しました。
「しっくり」も、最近はフィットとかピッタリとかに言い換えて使いますよね。
「しっくり」とは、物事が無理なく組み合わさって違和感がない様、うまく調和している様を表す素敵な言葉なんですね。
日本語は、その意味を知って、もっと大切に使うといいように思うこの頃です。
〇指図されるのはいいんだ。こっちの知らないこと、気づかないことを指図されるのはありがたいんだ。
→指図を上から目線の指示と捉えると素直になれない時がありますが、「自分が気づかぬことを教えて下さって有難う!」と受けとめられたら、その場は平穏に収まりますね。
[ 更新:2018-09-29 16:41:22 ]