茶柱さんの「志本主義」のススメ
日本電産会長兼社長の永守重信さん記事が出ていると、思わずじっくり読んでしまいます。
この記事によると、日本のモノづくりへの不信を招く不祥事が相ついでいる点聞かれた時の、永守氏の応じ方がいいですね。
「私は任せて、任さず」
任せっぱなしでもなく、100%のトップ管理でもないという意味で「任せて、任せず」なのでしょうね。
氏は「自分が課題をいつも握りマイクロマネジメントも意識する。ワンマンの批判もあるだろうが、トップが細かい点に口を出すことが大事な時代だ」と続けたそうです。
日本電産ではトップが口を出すことの効用が大きいということでしょうね。
トップが口をはさんで、混乱に拍車をかけるところもありますし、トップが口をはさんでも、それを現場が無視するところもありますからね。
中小企業でも、経営者が自分の会社をどうしたいのか、自分の思いは何か、できるなら簡潔に、キャッチコピー的に伝えて欲しいものです。中小企業ではトップの長すぎる話は、あまり真剣に聞かれませんし、総論だけでは他人事となってしまいがちです。聞いている人の個人レベルの各論にまで踏み込まないと、簡単には浸透しないのが中小企業の現実です。
オーナー企業の良さは、自分が経営者であり投資家でもあること。
これは、意思決定の速さと、長期の視点での経営が可能という強みがあります。
また、会社に規律を与えるのもオーナー経営者の言葉が重みをもちます。
茶柱さんの「志本主義」のススメで紹介されていた言葉が「人は感激に生き、保守に死す!」
コレハノリタケカンパニリミテド創業者の,森村市左衛門氏の守旧を戒める訓示で、100年経った今も同社の道標とのことです。
「人は感激に生き、保守に死す!」
これは記憶すべき言葉のように思って読ませていただきました。
[ 更新:2017-11-11 11:32:13 ]