「働きがい」には、関わる人に感謝され喜ばれると、自分が素直に嬉しいということもあるでしょう。部下を持つようになって、一緒に働く部下たちを前より楽にすることの喜びもあるでしょう。
自分がキャリアを重ね、仕事のスキルも上がると、この関わる人の範囲がどんどん広がっていきます。
20~30歳台では職場仲間や先輩・上司を楽にできるようにアシストし、職場仲間や先輩・上司に喜んでもらえるようになるといいですね。
仕事で力をつけた30~40歳台では企業のお客様(取引先)にも喜んでもらえるように、さらに50歳以上では自分の業界や関連する業界の人々に何らかの貢献(価値の提供)をしていくということになっていくでしょう。
人の成長とは、この「関わり」「喜び」「満足」「感謝」が大きく広がっていくことではないでしょうか。
このように考えると、職業人としての能力の向上とは、まず自分の腕を磨くことになるでしょう。
そしてスキルアップして実力を高めていく自分の成長に、喜びを感じることでしょう。
仕事がスキルアップしていくと、その分だけ多くの関わる人たちを楽にすることができます。
そして多くの関わる人たちから感謝され、喜ばれるなら、自分の働きがいは増していきませんか。
人は関係性の中に生きていますので、その関係性の中にいる自分の存在感を実感していきましょう。
人によっては、ただ「能力を磨くこと」そのものが喜びという人もいるでしょう。
私が今の年齢になった思うことですが、社会の中で仕事を通じて長く安心して生き抜くには、個々人の頭の中だけでの記憶能力が単にストックされるだけはなく、必要と感じてストックした能力は惜しまず表に出して、仕事で関わる人たちをドンドン楽にしてあげて欲しいものです。
[ 更新:2015-09-25 17:13:15 ]