2007.1.1.本願寺新報の対談より「言葉の価値」
引用開始>話し放題となると言葉の価値は下がっていく。
どうでもいいことを話すのだから、さらにその人の価値も下がっていく。
安い人になっていく。
言葉は、価値のあることを話すものだから。
言葉も本来持っている価値は、それを言って何か得をしようと思うのではなく、ただ伝えたいという思いから発するもの。
言語が崩壊していくことは、人間が崩壊していくことを意味している。
くだらない言葉を話す人が、くだらない人であることは当たり前。
人間とはその人の言葉であり、その人が何を言っているか、いかに行っているかがその人そのものである。
内省することを知らないということは、問いがないということ。<引用終了
池田晶子さんは「14才の君へ」も有名ですね。池田さんがお亡くなりになってからこの「14才の君へ」を読みましたが、大人でも十分向きあって読めるいい本です。その後に読んだ「魂を考える」も年数をあけながら読み返したい本の一冊です。
「14才の君へ」の前に出された「14歳からの哲学」も買ってあるのですが、まだ読めずにいます。
[ 更新:2015-09-20 15:33:19 ]