受験勉強のせいか、「歴史の勉強は、年号と出来事を暗記すること」と思い込んでいました。
そのため30年前の創造経営大学校での家系調査も、「先祖の生年月日と没年月日とトピックを調べて終わり」と思って取り組みました。
全く興味もなかった自分のご先祖様のことですから、確かに年代や出来事を押さえるだけでも、当時の私には刺激にはなりました。
歴史は英語で「history(ヒストリー)」と習いました。本当かどうかは知りませんが、その語源は「his story」という人もいるとのことです。この説に従えば、自分につながるご先祖様たちの紡いだ物語が、家系であり歴史であり、自分史になるということです。
ご先祖様から自分に至る長い歳月(生き方た、死に方)を学ぶということは、当時の時代背景や歴史上の出来事をたどりながら、それぞれの時代に生きた自分に繋がる人たちの思い(喜びや悲しみ、苦労)を紐解き、それに寄り添い、ご先祖様たちが遠い未来を生きる私たち子孫にどんな思いを託したのか?
家系調査とは、まだ見ぬ自分の子孫たちに、その先人たちが遺したメッセージを受け取ることにほかならないと思うこのごろです。
[ 更新:2015-09-11 14:10:26 ]