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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

葉月8月を終えて、長月9月の始まりにあたり

10年以上前でしょうか、経営コンサルタント業界では、「情報量は移動量に比例する」という言葉がありました。

 定期的に海外へ出かけるとその印象は強いのでしょうが、例え国内であっても毎日の通勤地とは異なる場所へ行くと、目的の場所だけでなく、宿泊のホテルや移動の交通機関の中にも微妙に変化があることに気づきます。時には、変化は私たちの都合を待ってくれないということを教えてくれます。現在スピード感覚が衰えては、おいてけぼりにされますね。
 そうは言いつつ、今年の北海道は冷夏でした。8月に入りやっと札幌事務所ではエアコンを使いましたが、お盆が過ぎると朝夕は空気がひんやりしました。18~19日と東京へ行きましたが、その時に千歳空港に向かう朝の気温が18度。東京は幾分暑さが和らいでいるとは言っても30度。戻ってからも身体が順応せず、久しぶりに風邪で喉は痛いし咳は取れないしという日々でした。新型インフルエンザでなかったのが幸い(?)でした。

 今年の経営環境は相変わらず厳しく、お客様も懸命な努力をなさっていますが、簡単に売上や利益につながりません。しかし会社の利益責任は、最後は社長が負うこととなります。黒字にするのも社長の責任ですし、赤字にするのも社長の責任です。
 会社の全従業員が一丸となって、社長の意志決定に従う組織にするためには、その会社らしい「経営計画書」が必要です。「経営計画書なら作っているよ」という方、それは本当に生きた「経営」計画書ですか?もしかすると事業計画書になっていませんか。会計数値だけの計画書になっていませんか。経営計画は毎期達成されていますか。定期的に中期経営計画書も作成されていますか。
 経営計画書には、経営理念・全社及び部門の経営方針・計画達成のための部門別部署別の具体策・社員の成長計画(目標)・計数表現(予想損益計算書・予想貸借対照表・予想キャッシュフロー計算書)などがきっちり盛り込まれたものになっているといいでしょう。
 なぜ「経営計画書」を作るのか、その目的を自分の言葉で説明できますか。その「経営計画書」をどうやって活用するのか、その場としての予算実績検討会議は十分機能していますか。
現場でも、5S(整理・整頓・お掃除)をすれば、自動的にコストが下がり利益が上がる訳ではありません。5Sの目的を社長がきちんと捕らえて、社員に5Sを指示(時には強制)すると、現場での利益が上がり始めます。
社長が見るべき数字、それは損益計算書だけではなく、バランスシートも見て下さい。資金はもっと大事です。社長は是非計数にも強くなって下さい(経理屋になる必要はありません)。営業にも生産にも計数は切っても切れない関係です。吉見事務所でもこの支援をさせていただいています

[ 更新:2009-09-02 16:34:39 ]

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