今の年齢の自分であっても、ほめられると嬉しい
今の時代も同じと思うのだけれど、幼稚園から小中高と成長し進学するプロセスで、子供たちは常に家族や親類、先生や関わる人にほめられ、励まされ、いろいろ評価されて大人になっていく。今の年齢の私であっても、ほめられると嬉しいし、仕事をプラス評価され、感謝されるのは実に有難く、もっともっととやる気は増していく。逆に精一杯取組、採算度外視で関わっても、波長が合わず、無視され、迷惑がられ、立腹されると、心身は傷つき、悲しく惨めな気持ちとなる。ストレスも積み重なる。
いきいき明るく元気に働くには、タイミング良くほめること、小さなことでも繰り返しほめることは必要なことだ。自分が嬉しい言葉は、関わる人にも惜しみなく言葉を投げかけよう。
ただし仕事の場では成果、利益と資金にプラスに働くことが組織としては求められる。よってほめることは、@やっていいことをやっている(新人や若手)、Aすべきこと、しなければいけないことをやっている(指示・命令)、Bトップや上司がやって欲しいことをやっている(補完・気働き)場合となる。
逆にやってならぬことをやっている時や、やめるべきものをやめぬ場合は叱らなければならない。そして、次はどうするかの指示を迅速に出す必要もある。ただ叱ることはほめることよりも難しいというのが私の経験だった。今思い返しても、名ばかり管理職から10年以上経過して、少しできるようになったような気がする。だから、そうエラそうなことは言えない。
仕事は、まずお客様の満足、次いで取引先の満足、さらに仕事で関わる社内の上下左右の満足を得られなければ、それらの調和が図れなければ、長くは持続できない時代となっている。