今は産業が高度化しています。常により高い仕事能力が求められますから、私達は期待される能力を継続的に身につける必要があります。人的投資が個人的にも企業としても必要ですから、責任でもあり義務でもあるます。働くものと雇用する企業とが、一所懸命に取り組む関係性が必要です。
私もささやかながら、苫小牧では創造経営吉見ゼミを主宰し、札幌では創造経営協会北海道支部の月例会に事務局として経営を学ぶ場に関わっています。
参 加される方の保有能力はいろいろで、運営上悩むのがテーマの基礎知識が不足される方への配慮です。歌舞伎役者の中村勘三郎さんは「基本がわかった上で型を崩すのが“型破り”。基本がなければただの“型なし”。」と語っていましたが、それで済ますわけにも参りません。
年齢に関係なく人の育成は時間がかかります。10年単位で仕事の意欲をかきたて、努力の成果には何らかの形で、あるいは次にトライする仕事で報いる仕組みも必要です。人材の流動化と言われますが、外部から簡単に人材が導入できるとは限りませんし、その人が我が社のすぐフィットするとも限らないのです。人材育成は自前主義が原則です。
学びの場、学び続ける職場の環境整備を継続しましょう。