中小企業のトップは本当に大変です。信頼されなきゃいけないし、指導力も問われるし、関わる人に共感されなくてもいけないし・・・
トップには、結果を出し続けるだけではなく、数字に表れない能力も求められます。
スーパーマンであるはずがないのだから、トップには複数の補完者が必要なのです。
トップはいつも多くの人間関係の中にいるので、結果として日々鍛えられので、少々のことで動揺しなくなります。
この点は一般社員との大きな違いです。
特にオーナー会社となると、会社の倒産は個人の破産とイコールですから、倒産させずに環境変化に耐えて適合していかなければいけません。そうなると、トップ一人の能力では限界があるから、実務知識や人生経験が豊富で、実践力のある補完者が幹部となり、次世代経営人財となっていくことが重要です。
注意して頂きたいのは、次世代人材が、仮に商品知識が豊富で、最新のマーケティング理論を知っていても、自分の担当する商品やサービスが売れなければ意味がないということです。
管理者やベテランンの実務力が優れているかどうかは、常に結果によって判断されます。
失敗や新規事業の立ち上げの遅れが許されるのもせいぜい二期まで。
三期目も結果を出せないとなると、経営の第一線ではトップや他部門の長からは、相手にされなくなるでしょう。
[ 更新:2021-05-28 10:19:14 ]