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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

開発段階(考案し実用化する時)で利益獲得

今月6月の苫小牧の経営ゼミで取り上げたことです。 開発段階(考案し実用化する時)で利益獲得を取る算段をしていますか?

イ) 新製品(商品・サービス)には、先行開発販売利潤というのがあります。先行者利潤とも言いますよね。

自力でニューモデルを出す力があり、競合他社が追いつくまでの間に、しっかり粗利を稼ぎましょうというものです。
ただし、自社でニューモデルを出す業種でなければ、これは採用はできません。

ロ) 改善・改良商品・サービスの企画実現によるリピーターからの反復購買利潤です。

一定数の固定客を持っていて、ある程度の年数を使った後に代替え需要が見込める業種では有効な取り組です。

既存客で改善・改良を求めていたお客様には、「とうとうご希望の改良版がで来ました!お待ちどうさま」とアナウンスするのは有効です。
まだ使ってはいないが興味を持っているお客様には、「評判の良かったものに今回改善・改良商品が出たので、この機会にいかがですか?」とプッシュするのもいいでしょう。

よく、マイナーチェンジは3~5年間隔で、フルモデルチェンジは5~10年間隔で、と言いますよね。

人間は3年も毎日見たり使ったりしていると、いいものでも飽きてくる。気持ちが目新しさを求める。より使い勝手の良さを求める。これに応えるのがマイナーチェンジ!

今の時代は5年以上経つと、新技術も出てくるし、原材料や部品の調達価格も変わるし、顧客の嗜好も変わってくるでしょう。これに応えるのがフルモデルチェンジ!

これは商品だけではなく、店舗のレイアウトや、店舗の外装にも言えることですよね。

ハ) 新機械設備導入などによる合理化、効率化、省人化、省エネ化、生産力アップ等による利潤や新素材に転換による利潤というと難しく聞こえます。

新機械設備導入の時に、いくらで買えるか、値引きはどれくらいするかは必ず検討しますよね。

一歩踏み込んで、その新設備が旧設備と比べて、合理化、効率化、省人化、省エネ化、生産力アップ等がどれくらい進むのか、具体的に数量・時間・金銭などで表して事前に比較検討する企業の割合は、生産工場以外では意外と低いものです。

導入後は、事前に比較検討した数値通りの稼働状況になっているか必ず検証し、差異がある場合にはその原因を突き詰めるともっといいですね。

自社でこれを行う能力が不足する場合は、新機械設備の納入業者の力を借りるといいのです。

[ 更新:2018-06-15 09:17:47 ]

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