二年前から本の処分を行っています。捨てる前に再読をするものもあります。
吉見が教えられた表現や面白かったと思う表現です。
会田雄次著「日本人の忘れ物」からの引用
アメリカであれば必ず交渉がいる。ロゴス(言語)による家庭のコミュニケーションだから、察しとか、思いやりとか、そんなものは不必要、要求、値切る、妥協、妥結の関係でなければならないのだ。
依田新・築島謙三編「日本人の性格」からの引用
日本語には相手の気持ちをのぞきこむことを表す語彙が多い。
察する、推し量る、勘ぐる、見定める、見透かす、気を廻す、見ぬく、見破る、見て取る・・・
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相手の言葉が分からなくても、その気持ちを知ろうとする努力、これは貴いというべきではないか。
ある場合は無言でいい。が、それは十分心の通い合う間がらのことだ。育った環境がちがい、働く分野がちがう人の場合には、これを察しろという方が無理だ。
国民性の相違を警句的に表したもの。
「イギリス人は考えてから歩く フランス人は歩きながら考える スペイン人は歩き終わってから考える」
日本人は言い訳をしてから歩く 日本人は断ってから歩く
[ 更新:2021-09-14 13:23:33 ]