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池田晶子著 「考える人」読んで (その2)

キリスト教哲学

・「信じる者は救われる」のではなく、本当は「信じる者は救われると信じるものが救われる」なのです。だから宗教はずるい。
・「信じる」と「信じている」という状態は別物。
・神は裁くものだという観念自体が人間の救いなのだ。
・欺くことができないのは、実は神の眼ではなく、ひたすらに醒めて隈なく自分を見ている自分の眼なのだ。

・ギリシアの存在論は、在るものはどこまでもあり、無いものはどこまでも無かった。
・理性と信仰は決定的に別なもの。理屈の理性で理屈ではない信仰を説明して見せようとして、中世スコラ哲学が起きる。当人に説明不可能なのは恋愛感情も同じ。合理でも不合理であっても信ずる人は信ずる。

*哲学者のもののとらえ方、説明の仕方、言葉の選び方は凄いものがあると感心して読みました。

[ 更新:2021-04-22 13:53:00 ]

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