最後に履歴書を書いたのはいつですか? その履歴書はどこに出しましたか?
履歴書は伝記(自分の一生の記録)ではないし、自分史でもない。
それは必要な要点(大事なポイント)を示す、一種の自己紹介状である。
履歴書を受け取った人は、その履歴書の記載内容をもとに、その人の将来性を推測する。
人の将来性も可能性も分からないことだらけだけど、一枚の履歴書からイメージをふくらませる。
ベテランの採用担当者であれば実務家であるから、根拠のない予測はしないもの。
履歴書の記載内容と面接から得られる本人の雰囲気から、その人の将来性を予測する。
当然予期せぬ事故もあるだろうし、病気もあるだろう。
やむを得ない家族の事情も起きるだろう。
履歴書を書く自分の立場では、これまでの自分の履歴や資格、特技から、自分の秀でた点も確認できるし、今の自分に欠けて点にも気づくことができる。
気づいた欠けた点を補強するのも自分だし、放置するのも自分の意思決定次第。
自分の履歴書を見ながら、「自分の将来はどうなるか?」と、ただ案ずるか、「自分はどうする!」と決めて行動するかでは、その後は大違いとなるだろう。
参考:山本七平著「1990年代の日本」 はじめに
[ 更新:2021-03-09 14:14:11 ]