大事なことは決して曲げてはいけない。でも、それ以外は今の経営環境に合わせて、価値を生み出せるように変えていこう。
スポーツ競技では、試合の時に速いものが遅いものに勝ちます。安定して強いものが弱いものに勝ちます。ミスをしないものがミスをするものに勝ちます。メンタルの強いものがメンタルの弱いものに勝ちます。柔軟で応用力のある人が、ワンパターンの人に勝ちます。
こう見ていくと、会社の黒字、赤字も似たような勝ち負けパターンがあるのではないでしょうか。
今年のコロナ禍では、多くの企業が減収減益となっています。
現在の減収減益に合わせて、損益分岐点売上高の引き下げをすべく、どのような手を打ったでしょうか。
コスト削減や、節約の掛け声だけで黒字転換できますか。そうではないところの方が多いと思います。
次に、コロナ禍の終息時期の予測と、自社の売り上げ回復の流れの予測です。
この予測をもとに、資金手当てと、来期以降の黒字化に向けて、どんな手を考えて実行しようとしていますか。
そして、自社のお客様の気持ちです。消費マインドは、今後どうなっていくでしょうか。
消費の落ち込みは一時的で、今後次第に回復していくのでしょうか。
それとも、落ち込んだ状態で固まっていく(常態となる)のでしょうか。
悩ましいのは、なくてはならないもので、あることで心も生活も豊かになるのに、使用頻度が大きく減る商品やサービスを扱う会社です。
この場合、価格決定力があり、地域一番点であっても、従来の商品やサービスを、従来の顧客に訴求することにこだわっては、売上の回復が見込めない現実が見えてきています。
とても難しい課題ですが、真正面から向き合い、解決策を探さないと、企業の存続が難しくなっていきます。
正直、怖いですね・・・
[ 更新:2020-10-05 11:17:14 ]