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私たちは遺伝の影響、両親の影響を強く受けて現在に至っています。

「親にないものは、子供には現れない」という人もいますす。
「親を見れば子が分かり、子を見れば親が分かる」という人もいます。
「親に似ない子は、鬼っ子！」とは、私が子供の頃によく母が言っていた言葉です。

「自分の子供だって、親の思い通りにならないんだから、他人の子供である会社の部下は、子供の何倍も手をかけないと、仕事は思うように運ばない」と言っていたのは私の父でした。
子供の頃は、父のこのスタンスは嫌いでした。全て家族より仕事最優先でしたから・・・

今の年齢になり、仕事柄経営者親子と関わることが多いと、親の思うとおりに育った子供はいないけれど、親とそっくりな言動をする子供さんはたくさんいらっしゃいます。

ご幼少の頃の、両親のしつけや教育や愛情は子供に刷り込まれ、あるいは子供への大きな刺激となって、生涯に何らかの影響を与え続けるのだと思います。

社会に出て20年以上経つと、親に育てられた期間を超えて、自分で自立して生きた歳月が長くなります。
ここ迄くると、自分の人生は自分で決めて生きているはずです。「他に選択肢がなかった」という人もいますが、そういう流れに身を置いたのも自分です。

感謝の多い人の人生と、責任転嫁の多い人の人生の違いは、意思決定の違いとなり、今自分が身を置く立ち位置の違いとなっているのではないでしょうか。

[ 更新:2019-10-20 13:25:31 ]