創造経営コンサルタント吉見 - head

経営コンサルタント吉見からのお知らせ

「前向きに検討」⇒本当?

「前向きに検討します」と回答されて、本当に取り組まれるのはどれくらいでしょうか。

私たちの世代や、少し上の団塊の世代の多くの方は出世したい(今より一つ、二つ上の肩書・役職・地位が欲しい)と思っていました。
でも、多くの人は内心では今より負担のかかる仕事はしたくないのです。当然責任はとりたくないし、新しいことは先頭に立ってやりたくないし、休日返上の仕事などしたくもないのです。そんな人がどうして出世するでしょう?
そんな人を出世させるとしたら、その人事担当者(トップ)の見識を疑いましょうね。

今より高い地位を望むならなら、とにもかくにも何でもかんでもチャレンジすることでしょう。良い意味で利用できるものは、どんどん利用すべきです。
チャレンジして失敗しても、その失敗からしっかり学んで、また新たなチャレンジをすることです。
その繰返しが結果として(何もしない人よりも)早く出世をすることになるはずです。

私はそこまでぎらついたの努力と行動はできませんでしたが、同世代で年長者を超えて出世した仲間や、私より年少の伸びる経営者の多くは、そのような経験を積んでいます。

ところで「前向きに検討」という言葉がありますが、普通の意味は「何もしない」ということです。
業界関係の会議があり、「皆様の意見を毎回参考とし、次回の運営に前向きに検討します」と理事者側はよく言います。
私が末席ながら役職を仰せつかり、遠慮しながら私見を申し述べても、
「分かりました。理事側と相談し、次回は前向きに検討します!」と毎回言いますが、(5年間役員をやった団体では)新しいことは一つもやりませんでした。いつも事務方から来る開催案内の文面は同じです。
ですから、「前向きに検討」するとは、「やらない」ということです8笑)。で
すから、新規の仕事先の会議などで「前向きに…」と言われても、私は内心では信用していません。
行動に現れるときから信用するようにしています。
先輩上司は言っていることではなく、やっていることで部下が評価しているというのと同じです。

[ 更新:2019-04-08 15:34:07 ]

その他の記事
記事のインデックスに戻る
ページのトップへ
創造経営コンサルタント吉見 - foot