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経営コンサルタント吉見からのお知らせ

シズナイロゴスの取組(日本経済新聞2017.12.21.39面北海道経済の記事から)

2018年4月から、新たな配送システムを導入する⇒スマホやGPSを活用して、配送先の情報や効率的な配送ルートを運転手に伝達

新システムの導入費用は約2千万円。スマホ約150台をドライバーなどに貸与し、配送先の情報を瞬時に表示できるようにするという。(スマホ1台あたりとみるのか、ドライバー1人当たりとみるかは分からないけれど、単位当たりの投資額は約13万3千円くらい)
これまで納品する場所や注意事項を口頭や書面で申し送りしていたものを、このシステムに置き換えることで伝達ミスの防止や引継ぎの迅速化につなげるという。
→これは大変有効と思う。
目指すのは、新人からベテランまでの配送品質の均一化。
→私の経験上、中小企業では新人からベテランまでの提供業務品質は、かなりのバラツキがあることが多い。この是正を目標として設定するのは、競争力の強化につながると思う。

GPSを活用して、効率の良い配送ルートを案内し、配送時間を予想する。
→現場の車内にいるドライーバーには、高所から俯瞰した効率の良い配送ルートは分からないし、客観的な配送時間の予想もしにくいものだから、このシステムによってドライーバーのストレスはかなり軽減できるのではないだろうか。
予定した配送先と異なる場合はアラートを作動するようにしてご配送を防ぎ、新人ドライバーの育成期間の短縮や苦情の減少につなげていく。
⇒新人ドライバーの育成期間の短縮や苦情の減少にはつながるだろうと思うけれど、安易にシステムに依存して自分で考えなくなるドライーバーが増えると困るかもしれない。

〇シズナイロゴスでは、「新卒採用と教育体制の手厚さ」にも力を入れているという
2011年春から高卒採用をはじめ、高校や大学の説明会では、「高卒者には社員教育体制が充実していること」「大卒者には幹部候補になれること」をアピール。
部門ごとにカリキュラムを作成して研修し、さまざまな経験を積むため職場を固定しないようにしている。
繁閑や希望に応じて、倉庫業務とドライバーを兼任もできるという。
⇒見て覚える、盗んで覚えるという感覚は、今では過去の遺物ですね。見せる、繰り返し教える、まだ経験していないことや教わっていないことには、システムの力で現場対応していけるようにサポートするという流れが必要なのですね。

[ 更新:2017-12-26 09:50:31 ]

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