やりたいこと、やらねばならぬこと、やれそうなことのバランスはとれていますか?
「自分がやりたい」ことがあると、それは実現させたい夢や具体的な目標となるからいいこと。
いろいろと思うところがあっても、「自分がやらねばならぬ」と思えると、いい意味の義務感や前向きの危機感となるから、これもいいこと。
自分が「やれそう」「出来そう」と思えることは実現の可能性の高いことだから、これもいいことと思う。
社員が成長するには、会社の経営の安定が欠かせない。会社の経営が不安定では、社員の中長期の成長よりも、目先のもうけが優先してしまうから。
社内の秩序の維持や、規律も必要ではあるけれど、礼儀や形式が強調され過ぎると、形式主義となる。心のない形式主義は、無礼となって行くのではないだろうか。
先輩や上司から教えを受ける学び方もあるし、学んだことを次の仕事で実践するOJTもある。この両輪が回ることで、社員の職務能力のアップにつなげられる。
最近の若手社員を見ると、小さいころから年齢の異なる多種多様な人との交わりの中で生きることの体験が、昭和世代の人と比べるとかなり少なくなっているような気がする。
個性的でありたいと思うこともいいし、仕事で自己実現したいというのもいい。でも、社会の中で、一人の大人として生きるということは、自分の頭で考え、自分の意思も持って行動し、その結果に責任を持つことを認められて、個性や自己実現の自由が容認されるのではないだろうか。
組織の秩序は維持される必要があり、組織の秩序を乱す個性や自己実現は抑圧されることが多いだろう。
[ 更新:2017-09-28 08:59:26 ]