日本経済新聞2017.7.25.スポーツ41面から
為末大さんが、ガーナで質問されたのが「あなたの競技力向上に最も影響を与えた日本文化は何か?」ということ。
日本文化の説明は、できそうでできないですね。
為末大さんは、コーチをつけずの競技人生を送ったそうですが、このことは知りませんでした。
コーチと一緒の方が、自分を客観視してもらえるので、プラスが多いと考えるのが普通と思っていますからビックリです。
為末大さんは、それが可能だったのは「自分で自分を育てることができたから」と言います。
「自分で自分を育てる能力とは、自己を客観視し、問題を見つけて改善し、さらにそれを継続すること」これは経営の現場での業務改善と同じですね。
日本では「ベクトルが外ではなく内に、自分の方に向かっている。さらに継続することを学ぶ。人に聞かずに自分に問いかけて問題を探す。常に問題を発見してそれを改善しようとする。目標達成後もさらに向上しようと努力を続ける」
これは、為末大さんが自立し、自律できるレベルに達したからでしょう。自立準備段階に人や、依存体質の人ではこれは難しいでしょう。
面白かった推論は「よく日本人はマニュアルを作ることや形式化することは得意ではないといわれる。だが逆から言えば、そんなことをしなくとも勝手にそれぞれが想像して動けるからではないか」というもの。
このレベルの人は多くはないと思うのですが、あなたの周りではいかがでしょうか?
[ 更新:2017-07-26 06:14:56 ]