私のセールスマン1年生を思い出してみます。
1年目の新人を教え込み、伸ばす仕組みをお持ちでしょうか?
私のセールスマン1年生を思い出してみます。
4月は札幌本社で座学(Off-JT)というのはすでに書きました。
5月に苫小牧支店に配属され、1週間は支店の雰囲気に慣れることと、現場の新車のセールスの実務の流れを、直属上司の係長からレクチャーを受けます。
その次の2週間は、毎日毎日違う先輩セールスとの同行訪問が続きます。
6月から、指定地域に送り迎えで、毎日ひたすら飛び込み訪問です。毎日留守宅含め100枚の名刺配り、直接渡せるのは多くても50件がやっと。車の使用は禁止でした。
そのうち商談先が見つかり、一人で何度か訪問の後、直属上司の係長の同行で、めでたく1号車の契約! 万歳!!となりました。
この第一号の契約を教材に、注文書の書き方、車庫証明の書き方、社内管理文書の書き方、新車納車手配の仕方、下取り車の扱い方、回収の仕方を学びます。
夏から秋も、継続して指定地域に送り迎えで、毎日ひたすら飛び込み訪問です。当時は自分で我流で、毎日の訪問先を試行錯誤でデータ化していました。
9月には本社に新人セールス全員が集められ、配属後の実地データを基に集合研修です。
新人セールスの一か月の訪問軒数、査定件数、見積もり商談件数、クロージング件数、受注件数のデータが示されます。
訪問も、まったくの新規件数、販促訪問件数、アフターフォロー件数、査定や条件提示への流れとクロージングから最終受注の確率まで会議資料で示され、自分の仕事の質と量があぶり出されます。
自分で中古車を買い、車での営業に出かける許可が出たのは10月くらいだったでしょうか。
セールスマンの売上締め切りは暦年で12月でした。
私は、上司とお客様に恵まれ20台余りの受注実績で新人賞をいただきました。
私が売ったのではなく、買っていただいた、上司に実績を与えていただいた1年目でした。
ここで言いたいことは、本社の人事部教育課と現場の新人指導直属上司が連携してOff-JTとOJTを連動させようしていたことが、新人の早期戦力化に有効であったことです。
[ 更新:2017-06-13 12:42:59 ]