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宮大工の西岡常一氏（故人）の唯一の内弟子として記憶されている方も多いことでしょう。

著書である「木のいのち　木のこころ」は、何年か間をおいて読み返すと、毎回関心することが多い本です。
奈良の法隆寺の手前に、西岡常一氏（故人）の使った道具や工具の展示施設があり、ついつい見入ってしまったのは10年前だったと思います。今もあるのでしょうか？

小川 三夫さんは次のように語ります。
・育てるのではなく、自力で育つ環境を整える。
・食事の仕度をすると、相手に喜んでもらおうと努力することで、美味なものがつくれるようになる。
段取りの良さや、思いやりが表れる。
・掃除に仕事に向き合う姿勢と性格が表れる。
・懇切丁寧な指導では、自分で考えられないひ弱な人間ができる。教わっていないからできませんとなる。
・自分で苦労して、考えて、やって、できるようになることで、限界を乗り越えられる。
・地道な営為の積み重ねが偉大なり。

[ 更新:2017-05-30 09:30:01 ]